(前置き)
上のアイキャッチ画像として紹介するのは、25年前に仕事で計算した「両津の各地区」のものです。両津は広いため大小の地域があり、自分の集落でも使えるか否かを判断するにはよいと考えました。これは、30年前の実態データを使って今日そして将来を投影したものといえです。次の表の誤差を参考に、自分の集落で使える許容範囲か否かは各自で判断ください。
※「両津」「加茂歌代」の両地区は、別々に計算しているのですが、その後に地域割りが変更したため、合算してあります。また、「内海府」地区は、計算データの保存をミスして現存していませんでした。 共にエクセルファイルです。どんなことがわかるのかについては、結果の表(ここ)をクリックしてご覧ください。
私からみると、表の5年後の誤差は説明できる材料がないと大きすぎると感じました。一方、25年後となるr2年の誤差は、まあ地域の将来の傾向としてみるには使えると思っています。
このことから次のように考えます。
紹介するツールには、あれこれシミュレーションする前に、その地域(集落)の「人口の現状」「再生への目安」をボタンを押すだけでわかるようにマクロを組み込んであります。その後に思う任意の数値入れたり、いろんな策を考えてたり、まずはゲームをするように入力してみればよいでしょう。
また、下図に紹介する国土交通省のサイトから転載した「人口千人の集落、毎年10人の移住・・・」の考え方を参考にするのもよいでしょう。かなり前にNHKの「クローズアップ現代」で「1%移住(論)」の紹介もありましたが、大きな地域よりも活発で、一方で困りごとの現場であり、情報や出来事の共有が簡単にできるのが人口1000人位と思います。
私は、現役時代にはイベントばかりしてきましたが、若者5人いれば何でもできると思えた時期があります。では、自分の集落人口で5人、あるいは3人のUIターンがあると将来人口はどうなるか等からシミュレーションするのもよいでしょう。「人口」に興味をもち、新聞やテレビで話題になるたびに、その地域の将来推計を趣味でしてきました。あえて言えば、それらの殆どは、長期的には何事もなかったのように消滅に向けて沈んでいきます。多くは、目標をクリアするための規模を知っていないためです。力があり、言動が他人に信用される方々なのに、それは困ること...と思ってきました。ぜひ「やってみなくてはわからない」精神で後日になりますが紹介するツールで自分の地域の将来推計をしてみてください。 (図はクリックすると拡大)
次の表は、この25年間の私の地域(5集落)の人口推移です。
過疎は、周辺地域から中央へ人口が集まることが特徴でもあります。その流れに乗って長い間にわたり人口は横ばいです。また、h27.10国勢調査の時点の合計特殊出生率は2.65です。まさに、佐渡市が「人口ビジョン」で計画しているゴールとなる地域です。
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